日本語を歌い連ねるアーティスト
「ラップ」って言葉、というか音楽のジャンルがありますよね。
ラップ(rap)とは、音楽手法、歌唱法のひとつ。小節の終わりなどで韻を踏みながら、あまりメロディを付けずに、リズミカルに喋るように歌う方法の事である。ヒップホップ四大要素の一つ。 wikipediaより抜粋
僕が初めてラップを意識して、かっこいいと思ったのは間違いなくKREVAです。あのひとはまじで天才。いや、実際に天才らしい。
ラップといえば、パッと頭に浮かぶのは、このKREVAがいたり、グループだとRIP SLYMEのようなヒップホップアーティストがいたりするんですね。
で、その時代がこの10年くらい、ずーーーーーーーっっっと続いてる気がするんですよ。
つまり、時代が変わっちゃいねえと。
もちろんどちらも最高にカッコイイんですよ。
ただ、ここまで、いろんな音楽アーティストが出てきて、フェスも全国でいっぱい行われてる中で、この「ラップ」というジャンルにスポットライトが当たることは少なかったと思うんですよね。
僕が注目できてないだけなのかもしれないですけど、みんなもそうでしょ?
ラップ⇨アメリカ文化⇨黒人?⇨YO! YO!⇨金のネックレスじゃらじゃら⇨etc...
てな具合でしょ?
とにかく、ラップ⇨日本人の〇〇って浮かぶアーティストが実際に少ないんですよ。
まぁ、YouTubeで「ラップバトル」とかで検索すれば、ちらほら出てきて、あー、意外とラップユーザーっているんだって思ったりしますし、
マツコデラックスの番組で、ラップ教室なるものが紹介されたりするときに、時々フィーチャーされたりもしますが、
やはりメジャーではないですよね。
で、前置きが長くなったわけですけど、何が言いたいのかというと、
そんなラップ氷河期に、一筋二筋いくつかの光が見えてきたんです。
ぼくのりりっくのぼうよみ/CITI
初めてこの『ぼくのりりっくのぼうよみ』という名前を聞いたときは、
もう読むのも嫌になるくらいのひらがなに辟易としましたよ。
しかし、この楽曲。
繰り出されるリリック、声の出し方、ブレスさえも魅力的。
若干18歳の男の子が、ここまでの曲を作れるなんてね、才能しかないっすよ。
てかね、この子の曲を聞いたときに、
「おおー、でもこれってラップ?」
って思いました。
だってね、ラップといえば、
こういうのでしょ?
こういうあんまり好きじゃないやつ!w
でもね、ぼくのりりっくのぼうよみの楽曲も間違いなくラップなんですよね。
じゃあこれ、違いはなんなのか?と
パッと浮かんだのは、
『直線』か『曲線』か、でした。
ぼくりり君(ファンはこう呼んでるらしい)の曲は、歌詞の部分、余白の部分の繋ぎが滑らかなんですよね。
連続的に、曲線的にリリックが続いているイメージ。
一方で、さっき挙げた動画はギザギザでカクカクな印象が強いんです。
ひとつひとつのリリックを言い終わるたびに、ドヤッて決めてるかのように。
だからこそ、ぼくりり君のラップは聴きやすいんです。
あとは、メロディが超綺麗だからかな。
ぼくのりりっくのぼうよみ/sub/objective
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